北京での生け花ショーの様子を写真を交えてお伝えしたいと思います。
動画は前回のブログをご覧ください。
山の女王が聖霊たちを目覚めさせて、山に見たことのない花を咲かせる、というストーリーです。お客さんにチケットを買って見に来てもらうショータイプのパフォーマンスでした。お客さんは、生け花はもちろん、花にそれほど興味のない人も多いので、エンターテイメントとして満足していただくにはどうしたら?と考え、舞いながら生け花を作りあげていきます。
大きな木を持ちながら、ゲストのみなさんの間を舞いながら、ステージに降りていきます。
女王に仕える森の精たち。 この舞台に出演するワークショップという形で、募集をかけ、18人の中国人が集まってくれました。
みんなに舞台の構成、流れを説明し、何度もリハーサルをして、この舞台を築き上げました。
舞台で、枝を振り回します。森の精たちを召喚しているイメージです。
私の周りをみんながぐるぐると回りだし、最後に山のポーズで登場シーンが終了。
ここからは、観客の皆さんの前で、音楽に合わせながら、どんどん作品を作りあげていきます。
大きな作品は、会場内に4つ。正面にひとつと、あとは、客席になっている階段の上に3つ制作していきます。
会場内で、あちらでもこちらでも、同時進行で制作が行われ、観客のみなさんが「どこを見ればいいのだろう」と思うぐらい、動きのある舞台にしてみました。
正面の後方部分ができたところ。
階段上の作品3つも、正面と同時に完成されていきます。
音楽も変わり、白い花器が、重々しく運ばれてきます。
花器に私が花をいけると、それを合図に一斉に、妖精たちが花をいけ始めます。
蝶が舞うようにいけて欲しい、とみんなにお願いしました。
みんな妖精になりきって、頑張ってくれました。
最後に私も仕上げの踊り!
ゲストのみなさんにも最後に少し花いけを手伝ってもらいました。
そして、ラスト。みんなで一斉に李白の漢詩を読み上げます。
天井から、川にみたてた水色のボールが一斉に流れ落ちてきます。
最後のご挨拶
ちなみに音楽は、生演奏でした。
最後に出来上がりの正面の作品
階段上の作品
私にとって、忘れられないパフォーマンスとなりました。
たくさん写真を貼り付けました。最後までお付き合い頂いたみなさま、ありがとうございました。