新施設オープンを祝い生け花パフォーマンス

2022.11.26 19:14

株式会社クボタ様の新施設・グローバル技術研究所の開所記念式典にて、お祝いの生け花パフォーマンスを披露させて頂きました。
お祝いの席なので、生け花の作品には、縁起のいい花材をたくさんいけています。

柿の木をまずいけました!

華道の世界では「実もの」と呼ばれ、とても縁起がいい! 植物は、まず種から芽が息吹き葉が出て、さまざまな自然の厳しさと戦いながら、最終的に実がなる。実は、つまり「収穫」を意味します。新しい施設が、たくさんの実りを生みますようにと願い、ふんだんに「実もの」をいけました。

松の中の王様、大王松と赤い実が美しいうめもどき 。
松というのは常緑で、厳しい寒さの冬にも決して落葉せず、青々と美しいところから、「逆境にもめげない力強さ」「神聖さ」、そんな意味があります。
軽々と持っているように見えますが、結構重くて、「よいしょっー」と言ってしまいそうなのを堪えるのが大変でした(笑)

パンパスグラス。このふわふわした白い花材は、最近はウェディングでもとても人気のある花材です。見た目が羽のようにも見えるため、「飛翔!」という意味をこめていけました。
花は、なんといってもお祝い事ですので、紅白の花をまずいけたくて、赤いグロリオーサと白いトルコギキョウをいけました。
 黄色い花は、オンシジューム。紫色の花は、バンダ蘭。どちらも蘭ですが、たくさんの蝶が舞う景色をイメージしていけています。蘭は、いけると蝶が舞っているに見える艶やかな花です。
金色の雨を豪華に降り注ぎたくて、黄金色に染め上げたしだれ柳をいけました。
そして最後は、オレンジと黒に着色したルトジです。クボタ様と聞いて、私の頭の中には、オレンジと黒の美しいトラクタの車体がぱっと映像して浮かびました。ぜひその色を加えたくて、ルトジをオレンジと黒に塗り、作品の中央にいけています。

できあがった作品の前で。

ステージで完成した作品は、一度あげ花して(解体して)、しばらくみなさんに楽しんで頂けるように玄関前でいけ直しました。 リハーサルを含め何度も何度も大作をいけるのを手伝ってくれた助手さんたちに感謝です。大阪でのたった2日間の出来事でしたが、1週間ぐらいに感じるぐらい、いろんなことが起きた濃密な2日間でした。最後は、大阪の「ねぎ焼き」を初めて食べて帰りました。

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こちらは、リール動画になります。

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