生け花レリーフ【SPARK かがやき】
富山県の素敵な会社、オリバー LEADSQUARE本社に、生け花の壁作品がお嫁入りしました。
オリバー様のイメージカラーのイエローを基調色として、バンブーの素材を上下左右に伸び伸びと横断させることで、オリバー様の躍動感や煌めきを表現しました。またオリバー様のキャッチコピー「LEAD A BEST LIFE」が物語るような豊かで温かい暮らしを表現するため、個性的でありながらも背景や周囲と調和する素材で組み上げ、全体を温和で人間味のある色合いで彩りました。
創業20周年を迎えられた株式会社オリバー様が、これからますます煌めきを増して飛翔されることを願って、ぴかぴかとした輝きを意味する「SPARK」をタイトルにさせて頂きました。
こういうのって「生け花なんですか?」とよく聞かれるのですが、「生け花」なのです(笑) 草月流では、生のお花を入れると「壁作品」ドライのもので制作すると「レリーフ」という言い方をしています。飾られる「壁」のスペースの雰囲気、気配がとても重要。壁を見てみないと分からないので、どのぐらいの高さにしよう、どのぐらい広げよう、と考えながら、その場で制作していきます。
作品の立体感が分かるように、ショート動画をYouTubeにアップしています。下のリンクをクリックしてください。
https://www.youtube.com/shorts/14kYM4u7vDc
念のためにと持参した造花。
作品では使わなかったので、オリバーさんの会社にあった花瓶にいけてみました。東京から富山は遠く、生の花をいける訳にはいかないので、せめて造花で。
「生け花なのに、花がないんですか?」と言われることが多々あるので、念のためにと持参した造花でしたが、社長さんがとてもセンスのある方で、「花いれなくても素敵です」と言ってくださり、うれしくなりました。竹だけの方が自分も好きなのですが、それでいい!と言ってくださる方って、少なめなのです。というか、現場でもめたこともあるぐらい(笑) アートに理解のある社長さんの一言に、心がぱーっと明るくなりました。
オリバーさんのYoutubeに、制作風景や私と小川社長との対談などがアップされています。ぜひご覧ください!