いけばな装飾のスタッフとして参加させて頂いている映画「3月のライオン」後編がいよいよ公開となりました。後編のほうが、私のいけばなの出番が多いというか、画面に出ている尺が長いので、ぜひ劇場でご覧頂けたら嬉しいです。
予告編にも映っています。分かるでしょうか?
まずは、加瀬亮さんの後ろ。「将棋の神様」と呼ばれている彼をイメージしていけました。正面から見ると、加瀬さんに羽が生えたように見えます。それは、ぜひ劇場で確認してみてくださいね。
もうひとつが神木くんが伊藤英明さんと戦う一戦。
神木くんが悟りをひらくというか、雷に打たれたようにある境地に達する重要なシーンなので、「悟り」をテーマにいけてみました。流木を白く塗り、雷に打たれたようなイメージを、緑のドウダンツツジで、若い力が伸びてゆく様子を表現したつもりです。
他には、この桜の作品。将棋というのは、ひとつの試合に驚くほど時間を費やします。24時間なんていう試合もあるほど。なので、桜をぽつりぽつりと畳に落としていって、試合の時間経過を表現してみました。
前編後編あわせて、作品はまたFacebookにアルバムを作りましたので、お時間があればぜひそちらもご覧ください。映画「3月のライオン」いけばな装飾
後編のほうが、またまたぐっと胸につきささるシーンが多いような気がします。ぜひ劇場でご覧頂けるとうれしいです。よろしくお願いします。前編の様子や準備のときのことは、過去のブログでご覧頂けます。