先日山本寛斎さんと草月会がタッグを組んだ壮大なイベントがあり、そこに出演させて頂いたので、その報告を。
イベント名は「日本元気プロジェクト」
こちらがイベントのサイト
日本を元気にするようなイベント、ということで、山本寛斎さんが総合プロデュース、草月流の茜お家元が特別協力という形で、ファッションショーと生け花がドッキングしたような色彩あふれるものでした。
まずは、準備として、自分が持つ竹のオブジェ制作に草月会のアトリエへ。
すごい竹の量です。草月流といえば、竹。竹を割る特別の器具もアトリエにはあります。
こちらが竹を割った「割り竹」 草月流では、いろいろなインスタレーションで活躍する花材で、竹は細く割られると、非常に弾力性のある柔らかな素材へと変化するので、その特徴をいかします。
オブジェの骨組み完成。
さて、イベント前日。舞台に巨大なインスタレーションをみんなで作っていきます。
草月では、こういう制作のときには、上下黒になるのがお決まり。
会場は代々木第2体育館。広いので、作るものも大きくなります。
本部の方より、見せて頂いたデザイン画。この形に向けて、みんなで力を合わせていきます。もはや大工工事です。
上部だけ竹が割られた「竹火山」
波のようにうねる竹のインスタレーション。
こちらは竹でできたスクリーン。竹の裏面を利用して、草月ならではのスクリーンが登場しました。
全体像。
照明があたると、また別の表情を見せます。
さて、当日。
当日は華やかなファッションショーなどが舞台上で繰り広げられます。
草月の担当は、最後のとり。壮大な音楽とともにお家元がランウェイの上で大きな作品を作りあげていきます。
登場したのは、巨大な藤づる。これで骨格が作られていきます。
ドウダンツツジが入りました。寛斎さんは、この作品を「元気の木」と呼んでいました。
いよいよ完成間近というときに、いよいよ私たち、「草月チーム」の登場。
大きな竹のオブジェを抱えながら、ランウェイを取り囲みます。
音楽もヒートアップして、私たちは、大きなオブジェを掲げながら、小躍り状態。
いざ完成!!!
圧巻の眺めです。
さて、こちらは練習のとき。楽しそうにオブジェを掲げる私がいます。
実は本番はヘアメイクが入りました。ヘアメイクにもテーマがあって、みんな同じメイクをしてもらうのですが、これがまた斬新で!
来てもらった生徒さんに、一生懸命アピールしてもなかなか私だと気づいてもらえませんでした。
その写真がこちら。
来てもらった生徒さんとパチリ。
最後に草月チームのみんなで、お家元を囲んでパチリ。
熱い夏の2日間でした。こういう新しいことにどんどん取り組んでいく流派だからこそ、楽しくてこんなにも長く続けてこられたんだな、と実感。お忙しい中、たくさんの生徒さんに来ていただきました。本当にありがとうございました。
つたないイベントレポートでした。