インドレポート2日目から。
2日目、3日目はワークショップ。合計3回のワークショップを行いました。
1つのワークショップでテーマに基づいて家元が見本花をいけられて、インドの受講者のみなさんが思い思いに作品制作。
その後、お家元の講評といった流れです。
お家元はとてもお話上手!インド人にも熱い想いが伝わっていました。
インドのみなさんは講評のときに、自分の作品に対する意気込みを、びっくりするぐらい饒舌に語ります。日本人とは、ここがちょっと違うところというか。おおらかで情熱的!パワフルなインド人です。
見本花のひとつ。ガラス花器に緑の葉がよくあって、大好きな作品です。
2日目の夜は、ウェルカムディナー。
一番左が私のインドの母、ヴィーナです。お家元のブログにも載っていました。インドにこの人あってこそ、ここまで草月流の活躍が大きくなったのでは、という言わばインドいけばな界の立役者です。
インドでとても人気のあるバンドです。かなり有名らしく、「ちょっとお金はかかってしまったけど、やっぱり大事なイベントにこういう華がなくっちゃね!」ヴィーナが言っていたので、呼ぶのもなかなか大変なバンドみたいです。
ディナーが7時半からだったので、すぐにご飯にありつけるかと思ったら、このバンドの演奏が7時半から9時過ぎまでで、もはやコンサートのようでした。そして、超絶空腹に! しかもかなりハードな昼間を送った後で、体も疲労困憊だったため、コンサート中ものすごい眠さに襲われ、苦しい1時間半となりました。
一番前だったので、もちろん寝ていません。でも、このバンド、癒し系音楽なのですよ。ちょっとヨガっぽい音楽というか。
本当にどうしようかと思った90分でした。
最後にお家元からリードボーカルの方へサイン本が送られました。
3日目の夜は日本大使館の大使主催のディナーへ。
写真はないです。厳かな雰囲気でとてもとてもiPhoneを取り出せる雰囲気ではなかったので。
こちらメニュー表。きちんとした日本料理でした。疲れている体に優しいだしの味がしみ渡ります。聞くと、タイ人のシェフが作っているとかで、びっくりしました。
こちらは、大使館の庭にある天皇陛下が皇太子だった時代に訪印された際、植樹されたという木。「さあ、ぜひ写真をお撮りください!」と言われて撮りましたが、こうやって見ると、普通に「木」ですね。
お気づきと思いますが、朝から夜まで毎日予定がみっしりです。お家元が海外に行かれるときというのは、いつもこんな感じにタイトなスケジュールだそうで、びっくりしました。これは、肉体的にも精神的にもタフでないとこなせません。
改めてすごいと思いました。
3日目の午前中、ワークショップをこなした後は、展覧会の大作作りの打ち合わせ。
そして、翌日4日目は展覧会です。
展覧会はホテルの広間を使って行われました。お洒落な高級ホテルです。
さあ、いよいよお家元の大作、いけこみがはじまります!
赤い和紙で作ったユニークなオブジェが翼のように広がる大作。濃い緑のインドの葉とコントラストが効いて、見た人を惹きつけずにはおれない作品でした。
お庭で調達した炎の花も使われました。
日本大使館の大使、そして大使夫人もいらっしゃって、華やかなオープニングに。テレビ局の取材も入りました。
テープカットではなく、みんなで一緒にキャンドルに火を灯すという儀式。インドで偉い女性政治家の方も一緒です。
賑やかな展覧会場。
さて、こちらを後に、また急いで移動して、デモの下いけへ。
下いけする場所はブンジさんのお宅となりました。
ブンジさんのお宅は、私が知っているインドの豪邸たちの中でも一番の豪邸です。
ちなみに一昨年の私のデモの後にも伺って写真を撮っていますので、お時間のある方は、一昨年のこちらの記事を見てみてください。
2014 インドでデモ その1
2014 インドでデモ その2
居間です。
居間その2です。
重厚な玄関
巨大シャンデリア
特注でアーティストに作らせたパーテーション
すいません。自分の家でもないのに、自慢してしまいました。
中庭で作業をさせて頂きました。
たくさんの使用人たちも一緒に作業してくれて、大助かりです。ちょっと文化祭みたいな感じで使用人の皆さんもうれしそうでした。
デモでは通訳をやらせて頂くことになっていたので、この下いけは私も食い入るように見ていました。
同時に緊張も走ります。
いよいよ5日目。デモの様子は次のブログで。