2023年に続き、今年も、北海道・函館 金森赤れんが倉庫で、花のインスタレーションを制作しました。
函館で育ったお花を、函館を訪れた人、そして函館に住んでいる人、みんなにいけてもらって完成する函館の花「はこばな」です。
去年は、アルストロメリア1000本をゲストのみなさんと一緒にいけました。今年はガーベラの花! 七飯町の花農家さんたちが大切に育てられた色とりどりのガーベラが今年の主役です。ガーベラ60種類が一同に咲き誇ります。
まずは、骨組みとなる白い部分を制作。白く着色した2種類の角材を使用しています。
角材をインパクトドライバーで留めていきます。
よく驚かれるのですが、こういった大きな作品を制作するときは、もはや大工作業です。 電動ノコギリとインパクトドライバーをかなり多用します。ぼんやりとした形は、頭の中にあるのですが、基本は、その場でどんどん形を決めていきます。
生け花は、「場にいける」というのですが、場所の雰囲気や様子、作品の見え方などを肌で感じながら、最終的な形を決めていきます。
形を決めるときに、角材を支えてもらわなければいけないので、1人ではできません。 お弟子さんに支えてもらって、私は一旦一歩下がり、全体的な構図を見ながら、制作していきます。
中央の構成を2つ制作したところ。 同じようなものをこの後左右にも制作します。
白い晒しシュロの葉を加えています。晒しシュロとは、大きなヤシの葉を一旦ドライにしてから漂白したもの。この白い色は、漂白された色で、着色したものではありません。
晒しシュロで、一気に作品に動きが出て来ます。
ゲストが会場に入った途端、異世界に迷い込んだような、不思議な花に包まれるような感覚を味わってもらいたかったので、倉庫を支えている柱2本の周りにも、白い構成を加えました。
完成したところに、フローラルフォームを配置していきます。 色がポップなフローラルフォームで、ガーベラに合わせて、ポップな雰囲気にしてみました。
ここから、来場者の方700人に700本の花をいけていってもらいます。
まずは、記念に私が1本目をいけてみました。
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来場者のみなさんが、どこにいけようかとうれしそうに相談したり、記念撮影をしたり、見ているこちらも、本当に幸せになりました。
かわいいキッズたちと、しゅわっち!
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FMいるかのラジオに出演したり、NHK北海道で取り上げて頂いたり、函館のみなさんと一緒に、思う存分盛り上がれたのではないかと思います。
来て頂いたみなさま、本当にありがとうございました。
ぜひ来年も行きたい!と思っています。また、そのときに!